フリーの統計ソフト
フリーの統計ソフトの紹介とインストールの解説やリンク集
Lisp-Stat [Windows, Mac, Unix]
Lisp-Stat は Lisp 言語で完全な統計解析環境を開発することを試みたパッケージである。Lisp-Statは基本的な統計関数を備え、線形・非線形回帰モデルやグラフィカルプログラミングをサポートしたオブジェクト指向プログラミングシステムとなっている。現在は、XLISPというLispシステムの上で稼働する XLisp-Stat がUnix (X Window), Mac, Windows (16bit, 32bit) などのOSにおいて利用可能である。University of Minnesota, School of Statisticsを一次配布元として多くのミラーサイトからダウンロード可能である。多変量解析については取り込まれていないが、UCLA Xlisp-Stat Archiveにはxlispstatで利用できる多くの関数や解析法がある。
LispStatの紹介ページ
- リンク
- Lisp-Stat Information 作者である Luke Tierney による
- 1次配布元
- UCLA Xlisp-Stat Archive Xlisp-Stat の多くの関数がある
R [Windows, Unix]
R は統計計算とグラフィックスのためのフリーソフト(GNU-style copyleft)です。Rは商用ソフトのS(AT&T ベル研究所のRichard A. Becker, John M. Chambers, and Allan R. Wilks により作られた統計解析やグラフィックスのための言語であり、製品としては S version 4 や S-Plusがある)に操作環境などが良く似ており、Sを使っている場合には関数の利用法がほぼ同じことから取っつきやすく、Sで定義した関数などはRでもほとんど変更なしに動作します。Sの現在のバージョンほどは新たな手法やグラフ表示法は取り入れられていないが、通常の解析ならば不都合は感じないでしょう。CRAN(The Comprehensive R Archive Network)にはRに対する追加パッケージも沢山あり、新たな手法は、これらのパッケージを追加することにより解決する場合があります。
RはSのクローンのフリーウェアと捉えられがちですが、全くのクローンではなく(もちろん完全なクローンを目指しているわけでもありません)、内部的な構成などはSとは全く違います。詳細は R FAQの 3.3 What Are the Differences between R and S? に記載されています。
Rの紹介ページ
- リンク
- CRAN R
- R Documents
- 日本の公式ミラーサイト 会津大学
- R に関するページ(山本和彦氏)
- 多変量解析 武蔵工業大学 金子氏による
SAMMIF [Windows]
岡山大学の田中豊先生を中心に開発が行われている、多変量解析の感度分析を行うためのソフトウェア。現在因子分析(確認的因子分析、探索的因子分析)、正準相関分析、主成分分析が利用できる。解析の流れがわかりづらい感度分析を行うにあたって、フローチャートを導入し、現在の解析の位置を把握しやすくするとともに、フロー自体を選択することにより解析を行いやすくするなどの工夫が見られる。感度分析を行う前段階の解析は通常の多変量解析であるので、多変量解析ソフトとしても利用できる。ホームページに解析例も用意されている。
- リンク
- ホームページ
- ミラーサイト
- ミラーサイト
JSTAT [Windows]
JSTATは佐藤真人氏が作成し公開しているWindows用の統計解析ソフトで、統計WinSTATの後継ソフトです。Windows版と言うことで、表計算ソフトのようなデータ入力部を持ち、メニューから解析・処理ができるのが特徴です。なにをすればよいかわかりやすい上に、日本語というのはなにより安心でしょう。基本統計量の計算、度数分布表、各種検定、回帰分析、主成分分析、判別分析、ヒストグラムや散布図等のグラフ作成が可能です。Version5.0から専用のマクロも扱えるようになりました。
- リンク
- Vector
ViSta [Windows, Mac, Unix]
ViSta は統計を学ぶ学生や教師のために作られたものである。また、大学院生レベルの多次元尺度法や計算機統計、グラフ統計のために利用することを想定して開発されている。GUIを追求したシステムでその操作性は既存のものとは一線を画する。グラフ手法は圧巻である。
また、スペイン語、フランス語版もある。
MacAnova [Windows, Mac, Unix]
ミネソタ大学のG. W. OehlertらがMacで分散分析を行うために開発したソフト。いつの間にか解析可能な手法が増え、多変量解析ソフトとなっている。ANOVAは当然のことながら、時系列解析や因子分析、実験計画なども可能になっている。しかしながら、若干操作体系は面倒である。
マニュアルのPDF版はかなり詳細なものが公開されている。
- リンク
- MacAnova A Program for Statistical Analysis and Matrix Algebra
Mx [Windows, Unix]
Mxは、行列代数のインタープリタと数値の最適化の組み合わせであり、Michael Nealeが開発した。商用のLISREL, LISCOMP, EQS,CALISなどと同様に構造方程式モデルをはじめとする統計モデルを実行できる。LISRELを参考にしているようで、そのマニュアル(ホームページから入手可能:付録CD-ROMに収録)はかなり親切に書かれている。オンライン上でインタラクティブに使うこともできる。
- リンク
- ホームページ
- オンライン利用
LEM [Windows]
潜在クラス分析のためのソフトウェア。潜在クラス分析については立教大学 山口氏の統計学会(1998)の講演が詳しい。Latent Class Analysisでは他の潜在クラス分析ソフトとともに紹介されている。
- リンク
- ホームページ
- PSPP [Unix]
PSPP は標本データの統計解析プログラムであり、SPSSのFSF(Free Software Fundation)が提供しているクローンである。初期のものはFiascoとして知られている。行動計量で扱うアンケート処理には威力を発揮するだろうが、現在のSPSSがGUI化されていることを考えると、出力としてHTMLやPostScriptを準備しているとはいえ、コマンド中心の環境を使いこなすのは、慣れるまで大変だろう。
- リンク
- ftp://alpha.gnu.org/gnu/pspp
- ftp://pspp.stat.wisc.edu/pub/PSPP
- 統計関連ソフトウェア集
- 広島大学
原爆放射能医学研究所
環境情報計量生物分野のソフト
数式処理
Rlab [Windows, Mac, Unix]
Matlabのイミテーションのフリーソフトであるが、互換性があまり高くないので使い方が難しい。統計の場合には、RやLisp-Statである程度の行列代数が処理できるので、本格的に数式処理をしたいという場合以外は用途がないかもしれない。
リンク
ホームページ
Octave [Unix]
Matlabとかなり互換性のあるGPLのフリーソフト。C,C++,Fortranのコードをダイナミックに利用でき、作図はgnupolotを間接的に利用することにより行なわれる。
リンク
ホームページ
作図
gnuplot [Windows, Mac, Unix]
gnuplotはThomas Williams氏をはじめとする多くの人々により開発された、対話型のグラフ作成ツールである。EPS形式をはじめとする非常に多くの出力をサポートしており、非常に多くのオプションを持つため、ほとんどの要求を満たしてくれることでしょう。
現在、version3.7であり、更に千葉大学の山賀氏がgnuplotの日本語化と機能を追加したパッチを公開しています。この機能追加したものはgnuplot+と呼ばれます。ラベル等に日本語が使えるのみならず、メニューも日本語表示可能です。また、LaTeX形式の記述でラベルに数式などが記入できるなどの機能拡張がなされている(plus.pdfを参照のこと)。
リンク
ホームページ
gnuplot 3.7 page
gnuplot 3.7 official site
Macintosh gnuplot
Gnuplot Links
日本語化パッチのページ gnuplot+
リンク集
UNIX と数学的ソフトウェア 武蔵工業大学 経営工学科 資料集より
統計ソフト・統計学習用データ 香川大学 堀氏による総合リンク
フリーの統計解析プログラム集 大阪大学 菅野氏によるリンクと解説
SAL Scientific Application on Linux
最終更新 :
Jan 20, 2000. 20:43 (JST)
Yoshiro Yamamoto <yama@main.eng.hokudai.ac.jp>